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ISUコミュニケーション2595:ISUトランスジェンダー・ポリシー(抜粋抄訳)

2023/10/17
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ルール ISUコミュニケーション
2023/10/11付ISUコミュニケーション2595:ISUトランスジェンダー・ポリシーが出ていましたので、興味がある部分を抜粋して抄訳したものを掲載します。完訳でも正確な訳でもないことをご了承ください。

https://cdn2.isu.org/images/files/isu-files/Documents_Communications/ISU%20Communications/2595_%20ISU%20Transgender%20Policy.pdf

ISUコミュニケーション2595
2023/10/11付
ISUトランスジェンダー・ポリシー

(抜粋・抄訳)

(前略)

規準

女性から男性へと移行する者は、自身のジェンダー・アイデンティティが男性であると述べる書面での署名付き宣誓書をISUに届け出ることを条件として、制限なく男性カテゴリで競技する資格を持つ。ISUは、上記で定義したISU大会で男性として競技するスケーターの資格を有効化する書面での証明書を発行する。

女性から男性へのトランスジェンダー・スケーターは、ホルモン処置を開始してからはISU大会の女子カテゴリに参加する資格はなくなる。

男性から女性へと移行する者は、以下の条件に従って
女性カテゴリで競技する資格を持つ。

1.スケーターが、自身のジェンダー・アイデンティティが女性であると述べる書面での宣誓書に署名しISUに提出すること。宣誓書は、いったんISUに提出されると、宣誓書は、競技に関しては最低4年間は変更できない。

さらに、スケーターは自身の総テストステロン血清中濃度が2.5nmol/L2を下回っていることを明示しなければならない。
(※証明の詳細については略。a)は12歳未満、b)は第二次性徴期後)


2.12ヶ月間(上記a))または24ヶ月間(上記b))、ISUに対し月次テストステロン濃度記録を提出すること。


3.上記資格条件が満たされる場合、スケーターは、以下のスケーターの責任を適時遵守するという了解と合意を確認する、合意およびコンプライアンス契約書に署名する。

a) ISUの求めに応じた3ヶ月毎の血清中テストステロン濃度テスト、資格証明書に示される指定日までの結果の提出

b) ADAMSへの所在の報告


4.資格要件が満たされ、かつスケーターが合意およびコンプライアンス契約書に署名した後、ISUは、上記で定義したISU大会において女子として競技するスケーターの資格を有効とする書面での証明書を発行する。

a) スケーターの総テストステロン血清中濃度は、女子カテゴリで競技を希望する資格期間全体を通じ2.5nmol/L2未満に保たなければならない。

b) 資格証明書発行後、テストステロン血清中濃度が2.5nmol/Lを超える、もしくはスケーターが合意およびコンプライアンス契約書で求められるモニタリングまたは所在報告を適時にしない場合、以下が発生する。

i) 証明書発行日以降にスケーターが達成したすべての競技結果の取り消し

ii) 上記に定義したISU大会の女性カテゴリでの競技資格を12ヶ月間(第二次性徴期前)または24ヶ月間(第二次性徴期後)喪失し、スケーターは女性カテゴリの競技資格を再申請しなければならない(※条件は1.と同じ)

iii) これら条件遵守は、検査を通じISUがモニターできる。


(中略)


制限

トランスジェンダー・スケーターが資格要件を満たし、自身のジェンダー・アイデンティティと一致した競技カテゴリでISU大会に参加を開始してからは、別のジェンダー・カテゴリー参加に戻る事はできない。ただし、(a) トランスジェンダー・スケーターとして参加した最初のISU大会から最低4年が経過し、かつ(b) 別のジェンダー・カテゴリーで競技する資格条件すべてを満たしている場合は除く。


世界記録

有効な世界記録を持つためには、スケーターはISUトランスジェンダー・ポリシーを遵守し、世界記録が達成されてから24時間以内に血清中テストステロン濃度を測定するための検体が回収されなければならない。

(後略)

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